侍・小久保監督収穫「投手陣の形見えた」1次L全勝に手応え
「WBC・1次リーグB組、日本7-1中国」(10日、東京ドーム)
日本がWBCで初となる全勝での1次リーグ突破。小久保裕紀監督(45)も「順位が決まった試合で入るのが難しかったが、その中でもしっかりとした戦いができた」と、チームの状態に手応えを感じていた。
1次リーグを総括し、まず挙げたのはバッテリーの充実度。「投手陣にある程度、形が見えてきた」。先発陣では石川、菅野が好投し、2次リーグでの柱ができた。救援陣も抑えの牧田を含め秋吉、平野、宮西、松井裕に試合終盤を託す考えだ。
そして「一番大きいのは、捕手・小林が非常に落ち着いてリードしていること」と小林の成長をたたえた。順調に勝利を重ねた侍ジャパン。ただ12日からの2次リーグはオランダ、キューバ、イスラエルと強敵が居並ぶ。
指揮官は初戦・オランダ戦のキーマンの一人に青木を挙げ「オランダはメジャーリーガーばかり。その中で彼がいるのは大きい。一発勝負なのでオーダーが変わる可能性もある」とした。ここからが本当の勝負。その目はすでに、先の戦いを見据えている。