米サヨナラ発進 A・ジョーンズがV打「最高の瞬間」
「WBC・1次リーグC組、米国3-2コロンビア」(10日、マーリンズパーク)
第4回WBCは10日(日本時間11日)、米フロリダ州マイアミなどで1次リーグが行われ、C組は初優勝を目指す米国が初出場のコロンビアとの初戦に臨み、延長十回3-2でサヨナラ勝ちした。メキシコのグアダラハラでのD組は、前回準優勝のプエルトリコがベネズエラに11-0で七回コールド勝ちし、白星発進した。
歓喜の声を上げながら選手たちが次々とベンチを飛び出した。米国がコロンビアに延長十回サヨナラ勝ち。苦しみながらも初戦を制した。
決勝打はA・ジョーンズだ。2-2の延長十回2死二、三塁の場面で元DeNAのモスコーソから中前適時打。この日、2安打2打点の球宴出場5度の人気選手は「国対国の戦い。最高の瞬間だった」と話した。
2点を追った六回には2年連続2冠のアレナドが振り逃げで一塁へ気迫のヘッドスライディングで同点に。勝利への執念を見せた選手たちをリーランド監督は「よく踏ん張った」と称賛した。
次は前回大会覇者のドミニカ共和国と対戦する。「俺たちにとって大きなチャレンジになる」とA・ジョーンズ。チケット完売の大一番。悲願の初優勝に向けて、負けるわけにはいかない。