帝京五・篠崎、聖地で一発だ!おじ元ロッテ橋本将氏に憧れ捕手に

 第89回選抜高校野球大会(19日開幕、甲子園)に出場する四国勢3校から注目選手を紹介する。

 48年ぶり2度目の甲子園に挑む帝京五。昨春就任した元ロッテ投手・小林昭則監督(49)が鍛えるチームの大黒柱が4番・篠崎康捕手(3年)だ。

 178センチ、88キロのガッチリした体格から鋭いスイングで打球を飛ばす。「自分の役割はチャンスで走者をかえすこと」と話し、昨秋の公式戦では24打数13安打10打点、打率・542をマーク。女房役としては強気のリードでエース左腕・岡元の好投を引き出し、チームを四国大会準優勝に導いた。

 篠崎は元ロッテ捕手の橋本将氏の甥(おい)。偉大なおじは「ダルビッシュからもホームランを打った憧れの人」で、「おじさんが捕手だったから、自分も捕手をやろうと思った」という。

 小さいころはよく打撃指導をしてくれた。「バットをまっすぐに出せ」「フルスイングしろ」「甲子園はいいところだぞ」…。数々の言葉が「今に生きている」と話す。

 剛腕が集まる甲子園を見据え、この冬は山道ダッシュやタイヤを引くトレーニングで下半身を強化。「140キロ以上の球に対応できるように」打撃フォームを修正した。

 おじからは「甲子園に応援に行くからな」と言われている。橋本氏は宇和島東時代に甲子園に4度出場、本塁打も1本放っている。「自分もホームランを打ちたい。打点を稼いで、おじさんにいいところを見せたい」。初戦の相手は昨夏の覇者・作新学院。強敵を相手に大仕事を狙っている。

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