牧田が侍救った「大きな1勝」必死9人リレー

 「WBC・2次リーグE組、オランダ6-8日本」(12日、東京ドーム)

 牧田和久投手(32)=西武=、秋吉亮投手(27)=ヤクルト=、増井浩俊投手(32)=日本ハム=の救援陣が快投し、終盤の日本代表を救った。勝利投手となった牧田はお立ち台で「必死に日本のために頑張りました。世界一奪還するために、非常に大きな1勝だと思います」と笑顔で汗を拭った。

 サブマリンが回またぎで、4時間半超えの死闘をきっちり締めた。1点リードの九回に則本が同点に追いつかれ、延長十回からマウンドへ。まずは十回を3人で抑えると、タイブレークに突入した2点リードの十一回。無死一、二塁からのスタートも「走者を背負っても自分の投球をと思っていた」とこちらも3人でしのいだ。

 七回には秋吉が“チームメート”を斬った。1点リードの2死一塁から登板。相手はヤクルトの同僚・バレンティン。カウント2-2の5球目。「外が弱いのは分かってたので」と外角のチェンジアップで空振り三振。試合後はしてやったりの表情を見せた。

 八回のピンチを切り抜けたのは増井だ。宮西が連打と四球で1死満塁とされた後に登板。宮西は日本ハムの同僚だけに「気持ちが入りやすかった」と熱投。直球で空振り三振を奪うと、次打者も遊ゴロに仕留め、ガッツボーズを見せた。

 9人継投で死闘を制した初戦で、大きな1勝を手にした。14日にはキューバ戦。手厚い救援陣がブルペンを支える。

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