ドミニカ共和国が全勝で突破
「WBC・1次リーグC組、ドミニカ共和国10-3コロンビア」(12日、マイアミ)
第4回WBCは12日、米フロリダ州マイアミなどで1次リーグが行われ、C組は前回覇者のドミニカ共和国がコロンビアをタイブレークの末に10-3で破り、3戦全勝で2次リーグに進んだ。
総力戦を制した。ドミニカ共和国はタイブレークの延長十一回に一挙7点を奪い、コロンビアを振り切った。全勝で1次リーグを突破し、ペーニャ監督は「選手が全ての力を出し切ってくれた」と目を細めた。
3-3で迎えた九回の守備で流れを引き寄せた。1死一、三塁のサヨナラ負けのピンチで、浅い飛球を捕った左翼バティスタ(ブルージェイズ)がタッチアップした三走を本塁で刺した。バティスタが「強さより正確さを意識した」と言えば、走者と交錯しながら送球を受けた捕手カスティーヨ(オリオールズ)も「これまでで最高のプレー」と胸を張った。
1月に自動車事故死したロイヤルズ投手だった同胞ベンチュラ氏のユニホームがベンチに飾られ、チームは一丸。WBCは前回大会から11連勝となった。