女子マネ甲子園練習参加 改訂された手引きには安全対策、服装も
第89回選抜高校野球(19日開幕)の甲子園練習が14日、同球場でスタートし、21世紀枠で出場の不来方(岩手)の女子マネジャー3人が、史上初めて大会規定としてグラウンドでの練習補助にあたった。
これまで大会の手引きには「甲子園練習」の項として「参加できるのは責任教師、監督、ノッカー、部員を含めて35人以内(保険加入者)です。人数は厳守してください。練習補助員もノックを受けることができます」などと定められていた。
今大会からは女子部員の参加について安全措置なども含め、以下の通り明記された。
「女子部員はヘルメットを被るなど十分な安全対策をした上で練習の補助ができます。ただし、活動範囲は人工芝部分とネットで防護されたベンチ周辺とします」
また練習参加者の服装についても「練習の補助をする女子部員はトレーニングウエアまたは学校指定の体操服とします」と加えられた。
女子マネジャーの甲子園練習参加については、昨夏の甲子園練習で大分の女子マネジャーがノックの補助をし、大会関係者に制止された。これに批判が相次いだため、日本高野連は議論を重ね、昨年11月25日の理事会で女子マネジャーの参加を条件付きで認めることを決定した。