侍・千賀が15日イスラエル戦先発「腕振ってしっかり投げたい」
WBC日本代表・千賀滉大投手(24)=ソフトバンク=が15日のイスラエル戦に先発する。小久保監督がキューバ戦後に明かした。当初は則本の先発が予想されていたが、12日のオランダ戦でリリーフ登板。中国戦に先発した武田も状態が上がっていないという判断から決まった。
千賀は8日の1次リーグ・オーストラリア戦で六回から登板し、2回を1安打4三振の好投で勝利投手。12日のオランダ戦でも2回を投げて3安打は許したものの、3三振を奪うなど好調を維持している。
大一番の先発を前に「頑張ります。腕振ってしっかり投げたい。前回の投球はまぐれだと思っています。マウンドに上がったら抑えるしか僕の生きる道は残っていなかった。次もそれしか考えてないです」。悲壮感すら漂わせながら準決勝進出が懸かる一戦に先発する。
イスラエルは予選から快進撃を続け、1次リーグも3戦全勝で突破。2次リーグでも初戦の12日・キューバ戦に勝利して大会4連勝となったが、13日のオランダ戦でコールド負けを喫した。こちらも次のステージに進むためには負けられない一戦となる。
千賀に日本の命運が託された。