巨人・ドラ3谷岡、ギータK斬り 度胸満点のフォーク3連投
「オープン戦、ソフトバンク2-3巨人」(14日、長崎ビッグNスタジアム)
トリプルスリー男を相手に、臆せず右腕を振った。六回から登板した巨人のドラフト3位・谷岡(東芝)が1死二塁のピンチで柳田を空振り三振に斬った。カウント3-0という不利な状況からフォークを3連投しての“勝利”。「しっかり腕を振った結果。ホッとしてます」と安どの笑みを浮かべた。
身長188センチの柳田に対し「3メートルぐらいに見えた」と威圧されながら「真っすぐは持って行かれると思った。フォークが得意なのでいってやろうと」と社会人時代に磨きをかけた“宝刀”を信じた。これで初登板から3戦連続無失点。分厚い投手陣の中、生き残りへの猛アピールとなった。
この日は同4位の池田(ヤマハ)、同7位の廖任磊(りゃお・れんれい)=台湾・開南大=も登板。2人が失点しただけに、存在感が際立った。高橋監督は「きっちりストライクが取れたりね」と目を細め、村田ヘッドコーチも「谷岡がええと思ったけどな」とたたえた。“大物斬り”で結果を残した右腕。開幕1軍が視界に入ってきた。