主砲・筒香が火をつけた「4番どうこうよりチームが勝てればそれでいい」

決勝ラウンドに進み喜び合う(左から)鈴木、青木、筒香=東京ドーム(撮影・堀内翔)
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 「WBC・2次リーグE組、日本8-3イスラエル」(15日、東京ドーム)

 野球日本代表「侍ジャパン」が1次リーグから無傷の6連勝で、E組1位での準決勝進出を決めた。

 初先発の千賀(ソフトバンク)の熱投などで前半は投手戦となったが、0-0で迎えた六回に日本は4番・筒香(DeNA)の先制ソロ弾から打線に火がついた。

 イスラエルの2番手・アクセルロッドに対して1ボールから2球目、真ん中高めの141キロ直球を見逃さなかった。打球はバックスクリーン右へ一直線。均衡を破る待望の一発となった。 今大会3本目の本塁打で、中田と並んでチームトップタイの8打点目。筒香はヒーローインタビューで「先発の千賀投手がホントにいいピッチングして、いい流れがずうっとこっちにあった。とにかく強い打球を打って塁に出ようと思って打席に入りました」と振り返った。

 中堅越えに高々と放り込んだ一発。感触を問われた筒香は、「いい当たりだったので、いったかなと思いました」といつものように控えめな感想。侍ジャパンの4番という重責を十分に全うしてのお立ち台だが、「4番どうこうよりチームが勝てればそれでいいので、チームの勝ちに貢献できるように頑張ります」と最後まで謙虚な姿勢を示した。

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