オランダ2位突破!バレンティン2打席連発 2次リーグMVP獲得
「WBC・2次リーグE組、キューバ1-14オランダ」(15日、東京ドーム)
バレ砲がサク裂した。オランダが13安打14得点の猛攻でキューバを圧倒した。2打席連発となる主砲の“予告弾”で2試合連続のコールド勝ち。最強オレンジ打線が2次リーグを圧勝で締めくくり、日本に続く2位通過を決めた。
「4番・右翼」で出場したバレンティン(ヤクルト)は、初回1死一、三塁から左翼席最前列へ先制3ランを浴びせ、チームを勢いづけた。三回には今大会3号となるソロを左翼席へ放った。「非常にいい感触。全ての打席に集中できた」と五回にも左前適時打を放って3安打5打点をマークし、2次リーグのMVPに選出された。
前夜の日本戦をテレビで観戦したと言い、ヤクルトの同僚である山田の2本塁打に触発され「(自分は)3本打つ!!」と自信をのぞかせていた。ミューレン監督にも「早い回で本塁打を打つよ」と予告していたという。
指揮官は「(バレンティンは)必ず打つよと言っていた。素晴らしい選手」と有言実行を称賛。強打者ぞろいの打線の中で、主砲のバットが輝きを見せた。