キューバ、屈辱の2次リーグ全敗 3大会連続準決勝進出逃す
「WBC・2次リーグE組、キューバ1-14オランダ」(15日、東京ドーム)
かつての野球大国が屈辱にまみれた。キューバは1-14の7回コールド負けでオランダに大敗して2次リーグ3戦全敗。第2回大会から3大会連続で準決勝進出を逃す結果となった。
「一方的な試合だった。相手の攻撃があまりにもすごかった」
試合後のマルティ監督は沈痛な面持ちで力不足を認めるしかなかった。相次ぐ主力の亡命で弱体化。この日のオランダ戦も、つぎ込む投手が次々と打ち込まれて4本塁打を含む13安打を浴びた。打線ではデスパイネ(ソフトバンク)が3本塁打と奮闘したが、小粒な印象はぬぐえなかった。
強国復活を目指す課題の一つは世代交代。マルティ監督は「今後につなげることが必要。若い選手に経験させることができたのは、今後のキューバとって大いに役立つ」と前を見据えた。