プエルトリコ、前回王者ドミニカ破る 強豪ぞろい!侍の相手はどこだ!?
「WBC・2次リーグF組、プエルトリコ3-1ドミニカ共和国」(14日、サンディエゴ)
第4回WBC2次リーグF組は14日、サンディエゴで始まり、前回大会準優勝のプエルトリコが2連覇を狙うドミニカ共和国を3-1で破り、白星発進した。
前回大会決勝で屈した王者ドミニカ共和国に雪辱すると、チームはベンチを飛び出した。プエルトリコのロドリゲス監督は「選手たちはこの瞬間をずっと待っていた」と感激の面持ちだった。
勝因として指揮官はバッテリーの奮闘を挙げた。メジャー勢が居並ぶ相手打線に対し、右腕ロマン、左腕のH・サンティアゴで前半を組み立てる作戦だったという。結果は2投手で5回1失点とずばり的中し、監督は「プラン通りに働いてくれた。特にモリーナは試合を支配していて、チームとしても心のよりどころだ」と称えた。
そのモリーナは計5安打4四球と荒れ気味だった2投手を巧みにリードした。八回には二盗を阻止し、前回の準決勝で日本の前に立ちはだかった強肩を見せつけた。
打撃では一回の先制打、六回のソロで2打点と攻守に輝いた。メジャー通算1611試合出場の正捕手は「世界王者に対して、みんなよくやった。故郷のためにプレーできて素晴らしい試合で、この場にいられて幸せだ」と充実の表情だった。