ロッテ平沢、OP戦1号 正遊撃手争いでアピール
「オープン戦、ヤクルト2-2ロッテ」(15日、神宮球場)
3試合ぶりの先発出場で、2年目のロッテ・平沢がオープン戦1号本塁打を含む2安打を放った。正遊撃手を争う立場で存在感を示した。
下手投げの山中から三回に9日以来の安打を右前へ放つと五回は真ん中低めに入った球を右翼席に力強く打ち返した。「たまたまです」と謙遜したが、練習から体が投手側に突っ込む悪癖の修正に取り組んできた成果が出た。
遊撃の定位置争いは中村が一歩リードしている状況だが、伊東監督は「この一発でいい方向に行ってくれれば。チャンスは十分にある」とハッパを掛ける。中村は堅実な守備を見せるが、打撃は調子を落としているだけにアピールするチャンスだ。19歳の有望株は「奨吾さん(中村)に食らい付いて行きたい」と意欲的だった。