明徳義塾・馬淵監督、清宮に「弱点あり」早実試合映像で確認済み
「選抜高校野球・甲子園練習」(16日、甲子園球場)
明徳義塾・馬淵監督の目が鋭く光った。「弱点はありますけどね。『こことここを攻めろ』というのは伝えている。ある程度、ウチも自信はある」。勝敗のカギを握る早実・清宮対策について問われると、キッパリと言い切った。
組み合わせ決定前から、早実の試合映像で確認済み。「ヒマやったから、何度も見ましたけどね」と、冗談めかした甲子園通算48勝の名将。すでに“丸裸”にしている可能性が高い。
自信の理由は、投手陣の充実ぶりだ。左腕・北本の昨秋防御率は、出場校のエースで2位の1・00。速球派右腕・市川も1・06を誇る。もちろん、対策の詳細を明かすことはないが、「甘い所にいったら打たれる。ウチの投手がしっかり投げられるか。投げたら打ち取れる」という条件を満たす力がある。
午前の甲子園練習を終えると、午後は客席から早実の練習もチェックした馬淵監督。「ビッグイニングは避けたい。だから若いイニングで敬遠はない。力的には互角。いい試合をしたら勝てると思っている」と、不敵な笑みを浮かべた。