前回覇者ドミニカ共和国初勝利 指揮官余裕「驚くことではない」
「WBC・2次リーグF組、ドミニカ共和国3-0ベネズエラ」(16日、サンディエゴ)
WBC2次リーグF組は16日(日本時間17日)、サンディエゴで1試合が行われ、ドミニカ共和国がベネズエラを3-0で破り、1勝1敗とした。ベネズエラは2戦全敗。
前回覇者のドミニカ共和国が苦しんで2次リーグ初勝利を挙げた。先発ボルケスが五回途中無失点の好投で援護を待つと、強力打線が五回に先制。終盤には効果的に追加点を奪い、ペーニャ監督は「自分たちの試合ができたが、驚くことではない」と余裕の表情だった。
ポランコが均衡を破った。五回にソロを放ち「自分が先制打を打つとは。この試合に懸けていた」と大喜びだった。
さらに七回、カノの適時打で加点し、八回にはクルーズの2試合連続、今大会3本目の本塁打で突き放した。ベンチは大騒ぎとなり、2014年のア・リーグ本塁打王は「子どもみたいだったね。でも、とてもいい気分だ」と笑顔だった。
前の試合まで打率・154と不振だったカノが2安打、抑えのファミリアは4試合連続無失点で締めるなど攻守で好材料を得た。ベスト4を目指し、次は18日の米国戦。2位通過なら準決勝は日本が相手だが、監督は「対戦が待ち遠しいけど、その前に勝たないと」と強調した。