ソフトバンクのドラフト１位、田中正義投手（２２）＝創価大＝が開幕２軍スタートすることが１７日、分かった。１６日の練習後に１軍首脳陣からファーム行きを通告されていた。

　春季キャンプは主力主体のＡ組でスタート。剛速球で首脳陣をうならせたが、日ごとに体力不足も露呈した。実戦登板は２月２３日の紅白戦が最後。右肩に故障歴があることから、倉野投手統括コーチは「まずは体作りから、ということ」と説明。実戦登板のめどについては「今月中になるか、来月になるか」とあえて期限を設けない考えを示した。

　この日、東京・汐留のソフトバンク本社で行われた激励会に参加した田中は「遠回りしているかもしれないけど、何が正解かは分からないから」と現状を受け入れた。１８日に大学の卒業式に出席後、ファームに合流する。