侍・藤浪、カブス戦先発が決定 いざ9日ぶり実戦!小久保監督が発表

練習の合間にリラックスした表情を見せる(右から)藤浪、則本、菅野、松井(撮影・小林信行)
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 第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次、2次リーグを6連勝で突破し、21日(日本時間22日)の準決勝(ロサンゼルス)に臨む日本代表は17日(同18日)、アリゾナ州グレンデールにあるドジャースのキャンプ施設で渡米後初となる全体練習を約2時間行い、調整した。小久保裕紀監督は18日(同19日)のカブスとの練習試合で藤浪晋太郎投手(22)が、19日(同20日)のドジャース戦で武田翔太投手(23)が先発することを発表した。

 阪神から唯一メンバー入りしている藤浪は他のチームメートとともにこの日午前10時に練習場へ向かった。千賀(ソフトバンク)らと外野フェンスに沿ってウォーキングとジョギングを行った後にストレッチでほぐした後、全体練習に加わった。

 前日は約10時間のフライトをへてアリゾナに到着。しかし、この日は長旅の疲れを見せることなく、練習中は笑顔を見せるなど、終始リラックスしていた。

 キャッチボールでは岡田(中日)を相手に距離を伸ばし、最後は約70メートルの遠投。アリゾナの強い陽射しに「暑い、暑い」と言いながら気持ちよさそうにボールを投げた。

 武田(ソフトバンク)と並んでブルペンで投球練習も行った。カーブ、スライダー、フォークなどの変化球を混ぜながら34球。乾燥している影響のためか、投げ始めに2回暴投するなど、制球を乱す場面もあった。アリゾナの気候には「カラッとしてるな、というのはすごく感じました。ボールは滑ります」と順応するのにやや手こずった様子。10日の中国戦に2番手で2イニング、30球を投げて以降、登板機会がない状態が続いているが、「あったかいので体はよく動きますし、悪くはないかなと思いました。自分の準備をしっかりするだけです」と話した。

 藤浪にとって9日ぶりとなる実戦マウンドは、昨季ワールドチャンピオンのカブス打線が相手。テーマを問われると「特にない。しっかり投げるだけです」と答えた。

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