中大戦見に行った…明徳・馬淵監督の“情報戦”に早実・和泉監督タジタジ
「選抜高校野球」(19日開幕、甲子園球場)
明徳義塾(高知)の馬淵史郎監督(61)が18日、監督対談で初戦の相手・早実(東京)の練習試合情報を披露。早実・和泉実監督(55)を驚かせた。
馬淵監督がまた“情報戦”を仕掛けた。リハーサル前にネット裏で行われた対戦校同士の監督対談。終盤にボソリと口を開いた。
「早実のピッチャーは5人おったけど、悪いと思わんかった。中央大学の試合を見に行ったんよ。いろんなピッチャーがおるね」
12日に早実が中大との練習試合を行ったのは東京都内。突然のドッキリ発言に、和泉監督は「どこにいたんですか!?」と目を丸くし「…全部バレてる」と、継ぐ言葉を失った。
実際は、馬淵監督は12日に高知県内で壮行会に出席。試合を見られるはずはなかった。その旨も最後に明かしたが、恐るべきはその情報収集力。第5日の初戦へ向け“馬淵流”のジャブが決まった格好だ。
東京大会と明治神宮大会の全試合を分析したことを明かし「早実さん(相手)の方がやりやすい。優勝候補やから」とプレッシャーをかけた馬淵監督。一方、和泉監督は「神宮大会のDVDを買おうと思ったら、出るのは3週間後と言われた。今、探してます」と苦笑。名将の“口撃”にタジタジだった。