至学館 守備妨害の走者「避けられなかった」
「選抜高校野球・1回戦、呉6-5至学館」(19日、甲子園球場)
開会式直後の第1試合が行われ、呉(広島)が至学館(愛知)を延長十二回の末に6-5で初出場対決を制し、初勝利を挙げた。
延長十二回に1死一、二塁の好機から至学館バッテリーのけん制悪送球が続き、1点を勝ち越し。さらにスクイズ打球を相手投手の新美がファンブルするなど、この回2点を勝ち越し。その裏の至学館の反撃も1点でしのぎ、最後は二塁走者の守備妨害で決着がついた。
守備妨害でアウトとなった至学館の二走・大谷康稀外野手(3年)は「本塁を狙おうと思っていたらふくらんだ。気付いたら(三塁手が)目の前で避けられなかった」と振り返った。
麻王義之監督(53)も「ランエンドヒット。故意ではない。ベースに向かったのと(打球が)合ってしまった。一生懸命だから責められない」と話した。