DeNA 新外国人クラインは5回4失点、制球に課題

「オープン戦、DeNA4-4ソフトバンク」(19日、横浜スタジアム)

 DeNAの新外国人、フィル・クライン投手が先発し5回を3安打5四球4失点(自責3)と制球力に課題を残した。

 201センチの長身右腕は、一回に2四球など立ち上がりから不安定だった。高めに浮くボールが目立ち、2暴投。5三振を奪い、実力の片りんはのぞかせたが最後までコントロールに苦しみ、修正できなかった。ラミレス監督は「バランスが崩れていた」と苦い顔だった。

 クラインは「まだフォームにバラつきがあり本来の投球ができなかった。次回の登板に向けて、ボールを低く投げることをより意識して、ブルペンなどで取り組んでいきたいです」と淡々と振り返った。

 これでオープン戦3試合の先発で計13回1/3を投げ、18四死球と安定感を欠いている。それでも指揮官は「考えが変わることはないです。信頼してますし、次の登板、レギュラーシーズンもやってくれると思います」と当初の予定通り、開幕ローテ入りさせる考えを示した。

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