「オープン戦、広島９－３日本ハム」（１９日、マツダスタジアム）

　いつ開幕を迎えてもいいと思わせる打撃を見せつけた。五回。日本ハム・大谷翔平投手が岡田の初球スライダーを思いっきり振り抜くと、打球は弾丸ライナーとなって右中間席を突き刺した。

　２試合連続の３号本塁打。１４日・ＤｅＮＡ戦で１軍復帰してから５戦３発の二刀流は「甘く入ってきたところは積極的に打ちにいけた。いい感じで打てました」と納得の表情で振り返った。

　右足首の不安も取り除かれつつある。八回には左中間フェンス直撃の打球を放ち、二塁へスライディングした。１軍に合流した１４日の試合後は、走塁について怖さはあると話していたが「１００ではないけど、できる範囲でできている」と手応え。栗山監督も「打った後の走りを見ていてバックする感じはない」と走塁面も完調に近づいていることを明かした。

　オープン戦は１６打数５安打、打率・３１３、３本塁打。昨年、日本一を決めたゲンのいいマツダで、開幕野手出場へ前進する足跡を残した。