侍・則本 上昇3連続K 準決勝へ自信「すごくプラス」

 「練習試合、カブス6-4日本」(18日、メサ)

 準決勝へ、チームとしても大きな収穫となった。日本代表・則本昂大投手(楽天)が八回に5番手で登板し、三者三振でピシャリ。ここまで計3回2/3を7安打4失点と結果を残せていなかったが、復調気配を示し「(1回1失点だった)オランダ戦から状態自体は良かった。あとは細かなところだけだった」と納得の表情を浮かべた。

 最速約157キロの直球に加え、フォークやスライダーの変化球も自在に操った。「すごい感覚が良かった」というフォークを決め球に2者連続で空振り三振に取ると、ラーデマーチャーには153キロ直球で空振り三振。この日は100キロ台のカーブも投じ、感触を確かめた。

 小久保監督は、則本がボートへの4球目に投じたスライダーに「インスラだと思うけど、そういうのは幅を広げる。準決でも投げる機会があれば有効では」と評価した。絶対勝利の準決勝へ、則本の復調は好材料。状況次第では救援としての登板があり得る。

 準決勝・米国戦は21日(日本時間22日)。大一番は迫っている。「この環境で投げられたのは、すごく本戦にプラスになると思う。まずは勝つことだけを考えてやっていきたい」と則本。世界一をつかむため、米国で結果を示した右腕が上昇気流に乗っていく。

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