侍ジャパン 松井の乱調でサヨナラ負け
「WBC・練習試合、ドジャース3-2日本」(19日、キャメルバックランチ)
野球日本代表「侍ジャパン」は準決勝に備えて、大リーグ・ドジャースと練習試合を行い、サヨナラ負けを喫した。先発の武田(ソフトバンク)が4回5安打1失点の粘投。四回に連打で1点を失ったが、続く五回に鈴木(広島)が四球で歩き、二盗と相手投手の暴投で三進。田中(広島)の四球を挟み、一、三塁から炭谷(西武)の二ゴロの間に同点に追い付いた。
さらに六回。先頭の筒香が左翼線二塁打で出塁。平田(中日)が代走で送られると続く中田(日本ハム)の打席で初球、相手バッテリーのスキを突いて三盗を決めた。ここで中田は左腕ハイネスの2球目、高めの速球を中前にはじき返した。日本の4、5番と、足で勝ち越し点を奪った。
投手は五回から岡田(中日)、秋吉(ヤクルト)、平野(オリックス)、牧田(西武)と無失点リレーでつないだが、九回に登板した松井(楽天)が乱調。2四球で2死一、二塁とすると1番・ディクソンに、右翼線にサヨナラ二塁打を浴びた。
小久保監督は「もう1回、リセットして。相手投手の分析をしてから考えたい」とコメント。チームはこの後ロサンゼルスに移動し、練習日を挟んで、21日の準決勝・アメリカ戦に備える。