侍・筒香、連日マルチ!2二塁打締めでいざ決戦へ
「WBC・練習試合、ドジャース3-2日本」(19日、キャメルバックランチ)
頼もしい。米国との決戦を前にしたドジャースとの練習試合。侍ジャパンの大黒柱、筒香(DeNA)が前日のカブス戦に続くマルチ安打で最後の実戦を締めた。
二回はマイナー右腕に対し、フルカウントからカットボールを左中間二塁打。六回の第3打席はメジャー45勝右腕、モローの初球、外角直球を逆方向へはじき返し、二塁打にした。ファウルにはなったが第1打席の初球もフルスイング。この日も積極性が目立った。
「データがないからこそ積極的に打っていく。青木さんからもそうアドバイスされた」
一貫したアプローチで結果を残している。稲葉打撃コーチも「4番がどっしりしていると非常に大きい」と、主砲が打線全体に及ぼす影響力を口にした。
米国が準決勝進出を決めた前日のドミニカ共和国戦はテレビで見ていた。この日、日本戦の先発が右腕のロアークであることが判明したが、筒香は「相手がどこでも僕自身やることは変わらない」と言い切る。
「メジャーリーガーと対戦するのを楽しみにこの大会をやっているわけではないので。勝てるようにいい仕事ができたらなと思います」。覇権奪回へ。主砲の一振りが、2大会ぶりの世界一へ導く。