健大高崎「健大ダンス」で初戦からリズムに乗る!今年も「機動破壊」健在
選抜高校野球大会第3日は雨のため全3試合が中止となり、22日に順延となった。出場予定だった6校は21日、甲子園の室内練習場で調整した。高崎健康福祉大高崎(群馬)は「健大ダンス」で仕切り直しの一戦へ、ムードを盛り上げた。
2年ぶりのセンバツ初戦は雨天順延となった。少し残念そうな表情の健大高崎ナインは室内練習場に入ると、全員が並んで軽快に踊り始めた。練習前のルーティン「健大ダンス」だ。背番号16で「ダンス隊長」の上野健助外野手(3年)が口ずさむ音楽に合わせ、パラパラに似た動きで手足を振った。
「健大ダンス」は、同校トレーニングコーチで振付師の第一人者でもある竹部董(ただし)さん(86)が考案。リズム感を養うと同時に関節の可動域を広げ、メンタル面でも効果が大きい。「すぐに体が温まるし、楽しいから気持ちも盛り上がる」とエース・伊藤敦紀投手(3年)。約2分間のダンスを終えると、ナインは元気よくキャッチボールや打撃練習を行った。
今年も看板の『機動破壊』は健在だ。50メートル走5秒9の2番・小野寺大輝外野手(3年)を筆頭に足を絡めて主導権を握る。「勇気のある走塁をしたい」と小野寺。仕切り直しとなる初戦。試合前に「健大ダンス」で心身を盛り上げ、札幌第一(北海道)に襲いかかる。