早くもビデオ判定対決へ 三回までに4度

 「WBC・準決勝、日本-米国」(21日、ロサンゼルス)

 日本-アメリカの準決勝は、早くも“ビデオ判定対決”の様相を呈してきた。

 まずは二回、1死からホスマーの三ゴロの判定で、リプレー検証が行われた。さらに三回には無死一塁から、スタントンの強烈な打球が三塁へ。松田が好捕して二塁へ送球、一塁へ菊池が転送して併殺が完成した。だが、菊池がベースを踏んでないとしてリプレー検証。ここでは判定が覆って、二塁がセーフとなった。

 三回は日本の攻撃で、1死一塁から山田の打球が遊撃左へ。一度落球したクロフォードが二塁へ送球したが、間一髪のタイミングでアウトに。ここで小久保監督がベンチを出て、リプレー検証を求めた。判定は覆らずプレー再開すると一走・山田がスタート。二盗を決めたが、ここでも微妙なタイミングに、米国ベンチがリプレー検証を求めた。

 小久保監督は試合前から。「ビデオ判定というのがね、日本ではなかなかなじみがないので。非常に際どいプレーに対して、積極的にビデオ判定を使うなという印象を持っている」と警戒していた。三回までで4度。序盤からリプレー検証の応戦となっている。

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