侍 菊池が同点弾「菅野に悪いことをしたので」先制許した失策をバットで返す
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「WBC・準決勝、日本-米国」(21日、ロサンゼルス)
日本は1点ビハインドで迎えた六回、菊池の右越えソロ本塁打で同点に追い付いた。
2番手のN・ジョーンズに対して、1ボール2ストライクから5球目、外角高めの158キロをフルスイングした。グングンと伸びた打球はそのまま右翼スタンド最前列に到達。右翼手マカチャンがフェンス前でジャンプし、捕球したかに思われたがグラブのわずか先を越えた。
「菅野に悪いことをしたので。まだ取り返せていないですが、なんとかしたい気持ちで打席に立ちました」
菊池は四回、イエリチの強烈な打球をファンブル。二塁まで進塁し、マカチェンが左前適時打。痛恨の失策から先制点を失っていた。汚名返上と言わんばかりに、バットで試合を振り出しに戻した。