東海大市原望洋・金久保218球も延長14回力尽く 滋賀学園・棚原と計410球

 「選抜高校野球・1回戦、滋賀学園6-2東海大市原望洋」(22日、甲子園球場)

 東海大市原望洋が延長十四回の激闘の末に敗れ、甲子園初勝利はならなかった。

 今秋ドラフト候補右腕の金久保優斗投手(3年)は自己最速タイの147キロを計測した直球で内角を突くと、外角へのスライダーも効果的で10三振を奪った。

 しかし、2-2の同点で迎えた延長十四回、味方の失策で勝ち越し点を許すと、その後に連打を浴び一挙4失点。218球の熱投も実らなかった。

 この試合は滋賀学園の棚原孝太投手(3年)も192球を投げ、両投手合わせて410球の熱投戦となった。

 金久保は、「自分が抑えてやろうと力が入ってフォアボールを出してしまった。自分に責任があります。200球を超えて負けてしまったのが今後の課題かなと思う。(相手の棚原より)先に降りるのは嫌だった。(夏に向けては)長いイニングになっても気持ちを変えずに投げきりたい」と語った。

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