小久保監督、侍戦士に感謝「リスク負いながら袖を通してくれた」
「WBC・準決勝、日本1-2米国」(21日、ロサンゼルス)
野球日本代表「侍ジャパン」が準決勝で接戦の末、米国に敗れて敗退した。前回の第3回大会同様に、ベスト4での敗戦となった。 小久保監督は「ホームが遠い試合だった。ピッチャーはよく投げた。1番から9番までバリバリのメジャーリーガー相手で、自分チームでは3、4番打っている選手ばかりで、ホントによく投げた。こっちがなかかな芯でとらえることができなかった」とこの試合を振り返った。
結果的に菊池のエラーと松田のファンブルが相手の得点に結びついての1点差負け。それでも小久保監督は、「少し守備のミスも出たが責められない。一発勝負で難しい戦い。選手は責められない。ゼロでは勝てない」と語った。
1-2とされた後の八回には代打に内川を送り、2死一、二塁と攻めたが、筒香の打球がフェンス際で失速。小久保監督は「試合は動くところで動く。八回が勝負だと思って形は作ったが、そこでヒットが出るかは分からない。何度も言うがホームが遠かった」と話した。
日本は2大会続けての米国に来てからの敗退。調整の過程などを問われた小久保監督は、「日程は決められたものなのでどうのこうの言えない。米国に来てからの準決勝は、この雰囲気でやらなければいけない。WBCが続く限りこうであると思う」と話すにとどめた。
そして、今大会へ向けたチーム全般を振り返り、「東京ドームでの戦いぶり。また侍ジャパンとして開幕前にリスクを負いながらも、このユニホームに袖を通してくれた選手たちに感謝したいです。悔しい負けですけど選手たちはよくやったと思う」と締めた。