「オープン戦、ＤｅＮＡ１－２楽天」（２２日、横浜スタジアム）

　実戦派のルーキーであることを証明した。ＤｅＮＡのドラフト１位左腕・浜口（神奈川大）がオープン戦２度目の先発で、最速１４８キロ直球に変化球を交えて５回を３安打２失点。開幕ローテ入りに大きく前進した。

　大学時代に慣れ親しんだ横浜スタジアムでプロ入り後、初登板となり「試合前は少し緊張しました」。だが試合に入れば、気持ちを切り替えて集中するように心がけた。

　変化球の精度に課題は残した。５回で１０８球を投げ「球数が多くなった。内容としては満足いくものではなかったです」と反省した。それでも一回無死一塁で一走・茂木をけん制で刺す技術を披露。三回２死満塁でアマダーをチェンジアップで空振り三振に仕留めるなど要所は締めた。

　オープン戦２試合の登板で計１０回を４失点（自責３）。ラミレス監督は、この日の投球に「最低限の結果を残した」と一定の評価を与えた上で「（ローテ入りが）近づいたと思います」と明言した。