WBC・侍ジャパン破った米国が初優勝 プエルトリコを圧倒

MVPに選出され記念品をかかげるアメリカ・ストローマン=ドジャースタジアム(撮影・棚橋慶太)
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 「WBC決勝・プエルトリコ0-8米国」(22日・ロサンゼルス)

 侍ジャパンを破り、初めて決勝に駒を進めた米国が、大会4度目の挑戦で悲願の初優勝を飾った。

 先発・ストローマン(ブルージェイズ)が圧巻の投球。七回に先頭打者に初安打となる二塁打を許して交代したが、立ち上がりから相手を圧倒。六回まで1四球を与えたのみで、ツーシームを効果的に低めに集め11個のゴロを打たせた。後続投手も要所を締めて、4投手で完封リレーを完成させた。

 好投に打線も13安打と爆発。三回にキンズラーが先制2ラン。五回に2点、七回に3点と効果的に加点し、リードを広げた。

 勝利投手となったストローマンはニューヨーク生まれで米国人の父を持つが、母はプエルトリコ人。今大会にはプエルトリコ代表としての出場も可能だったが、米国チームを選択。母親の母国相手に快投を披露した。

 2012年、ドラフト1巡目(全体の22番目)でブルージェイズ入り。15年は故障で4勝に終わったが、昨季は見事に復活。39試合204イニングを投げ9勝をマークしていた。

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