WBC世界一達成の米国・リーランド監督勇退へ「やりきった」
「WBC決勝・プエルトリコ0-8米国」(22日・ロサンゼルス)
侍ジャパンを破り、初めて決勝に駒を進めた米国が、大会4度目の挑戦で悲願の初優勝を飾った。米国を世界一に導いたジム・リーランド監督(72)は優勝会見で、「やりきった」と語り、代表監督退任の意向と現場から退くことを明言。名将が有終の美を飾った。
いつもは物静かで冷静な指揮官が、会見で声を上ずらせほおを紅潮させた。プエルトリコを破っての世界一。「今回はもう一度ユニホームを着るいい機会だった。(12月で)73歳だ。やりきったよ」と満足感をにじませ、言い切った。
リーランド監督は、97年にマーリンズの監督としてワールドシリーズを制覇。13年まで大リーグ・タイガースの監督を務め、16年4月に米国代表監督就任が発表されていた。