日本ハム大谷、左翼席へ一発 OP戦7戦4発驚異のペース
「オープン戦、巨人2-11日本ハム」(23日、東京ドーム)
低く鋭い弾道が左翼方向へ飛ぶと、スタンドから大歓声が沸き起こった。3点リードの五回1死。日本ハム・大谷が、大竹寛のスライダーを高速スイングで捉え、左翼席へ突き刺した。
オープン戦トップタイの4号本塁打。大歓声とどよめきが交錯する中、ゆっくりとダイヤモンドを一周した。「しっかりと自分のスイングができました。(本塁打は)たまたまですけど、それなりに集中して打席に入れてます」と振り返った。
14日のオープン戦初出場から7戦で4発。驚異的なペースで本塁打を放つ。「ホームランは打ちたい欲はある。意識して打てるものではないけど常に強いスイングを心がけている」。今季は体力強化で体も進化。昨季の22本塁打を上回る数を目指す心意気はある。
WBCには右足首痛で出られず悔しい思いをした。今後の五輪、WBCについては「今回は出られなかった。出ることがプレーヤーとしての夢」と意欲を示した。国際大会出場への思いは胸にしまい、まずは今シーズンに向けて調整する。