早実・清宮「もちろん勝負してくれると思ってた」 【一問一答・下】
「選抜高校野球・1回戦、早実5-4明徳義塾」(24日、甲子園球場)
1回戦屈指の好カードは延長十回の激闘となり、早実(東京)の2年生・野田優人内野手の決勝打で明徳義塾(高知)を下した。
注目のスラッガー・清宮幸太郎内野手(3年)は4打数1安打1四球。試合後は、明徳義塾について「勝負してくれると思っていた」と苦笑いした。
以下は清宮のインタビューの一問一答。
◇ ◇
-先行されるペースに不安は?
「明徳義塾は初回にばんばんと点を入れてくると思っていた。予想していた展開なので分かっていた。動じることはなかった」
-試合前、明徳義塾の馬淵監督が「清宮君が打ちたい打ちたい、と来てくれたら楽だけど」と言っていたが。
「(明徳義塾の)北本君も丁寧なピッチングで、チャンスをことごとくつぶされた。そういう意味では自分も向こうの術中にはまっていたのかなというのもありましたが、最後はボールもハッキリしていたので、しっかり野村につなぐというのが頭にあった」
-明徳義塾も勝負してくれたが。
「もちろん勝負してくれると思ってた。もうちょっと打ちたかったが」
-相手も伝統校。
「堅実な守備で、自分たちにない良さがたくさんあった。野球は自分たちとはちょっと違うが。勢い、雰囲気、経験値で勝った」
-今後の試合について。
「全体的に悪くないが、もっと打つべき時に打てれば。もっと仕留められれば」
-4点目を取られた時は大きかったのでは。
「(昨秋の東京大会決勝で日大三の)金成(麗生)君に打たれた時みたいな感じでした。いいじゃん、みたいな。別に気にはしていなかった。1点も2点も」
-1年の時の甲子園は、楽しいしかなかったと言っていたが、今日はビハインドだったが楽しめたか。
「みんな生き生きして、いい雰囲気の中で1試合終わった」
-球場の雰囲気を変えるチーム。
「それがうちの持ち味なので。球場の雰囲気を一変させる野球とずっと言ってきたので。明徳義塾の主将も言っていたが、うちが上回ったかなと」
-主将としての甲子園は。
「意識していないが、引っ張ってきてここまで来たので、でも自分が思っている以上に、みんな自発的に行動してくれている。自分は主将だが、みんなに助けられている」
-お父さんからはなんて言われそう?
「おめでとうと言われると思う」
-初戦を突破したが。
「開会式から少し開いて、調整が難しかったがこの勢いで次も勝っていける」