楽天・岸の開幕投手絶望的 インフルエンザ発症 梨田監督「全く白紙の状態」

 楽天は26日、岸孝之投手(32)が都内の病院でインフルエンザB型と診断されたことを発表した。3月31日の開幕戦・オリックス戦(京セラ)で開幕投手を務めることが決まっていたが、登板は絶望的。梨田監督は「全く白紙の状態」と、開幕直前の緊急事態に頭を抱えた。

 「相当苦しいね。どうしようか結論が出ていない。ローテを見直さないといけない」。開幕2戦目に先発予定だった安楽も、22日に右太ももを痛め戦線離脱。開幕カードで登板するはずの2投手を欠く試練に、百戦錬磨の指揮官も嘆くしかなかった。

 岸の代役を早急に決めなければならない。昨季まで4年連続開幕投手を務め、4月4日の本拠地開幕戦・ソフトバンク戦に先発する則本の前倒しについては「可能性は0じゃないが、できれば避けたい。相性を考えたりとか2~3人の中から決める」と梨田監督。オリックス戦に昨季2勝の釜田、美馬も候補に入れ、早急に決断する方針だ。

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