滋賀学園・棚原 気迫の0封 「負けなかったので、ほっとしています」

 「選抜高校野球・2回戦、福岡大大濠1-1滋賀学園」(26日、甲子園球場)

 2回戦3試合が行われ、福岡大大濠-滋賀学園、高崎健康福祉大高崎-福井工大福井はともに延長十五回で引き分け、規定により再試合となった。

 気迫みなぎる94球だった。八回途中からの救援で7回2/3を無失点。引き分け再試合が決まると、滋賀学園の棚原孝太投手(3年)は「負けなかったので、ほっとしています」と笑った。

 東海大市原望洋(千葉)との初戦で延長14回を完投。192球を投げた疲労が考慮され、この日の先発は宮城滝太投手(2年)だった。七回まで無失点の宮城は八回に同点打を許し、なおも1死一、二塁のピンチで棚原が登板。背番号10は5番・稲本を二ゴロ併殺に打ち取ると、九回以降もスライダーを武器に散発4安打に抑えた。

 初戦の後は毎日、入念にマッサージを受け、風呂では湯と冷水に交互に入る交代浴で疲労回復に努めた。それでも「疲れは残っていた」というが、下級生の力投を無駄にできなかった。

 エース・神村月光投手(3年)は腰に張りがあるため登板を回避しているが「状態を見て投げさせるかも」と山口達也監督(45)。中1日での再試合。棚原は「次も行ける。チームに勢いをつける投球がしたい」と誓った。

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