【一問一答1】高木元投手「金輪際、賭け事はしない」

 野球賭博に関与したとして、1年間の失格処分を受けていた高木京介元巨人投手(27)が27日、提出していた復帰申請書が熊崎勝彦コミッショナーに受理され、球界復帰が認められた。このことを受け、高木元投手は都内の巨人球団事務所で記者会見を行った。

 以下は会見の一問一答の(1)。

 (冒頭、深々と頭を下げる)

 「私の行為により、多くの野球ファンを失望させ、また、多くの野球関係者にご迷惑とご心配をおかけしたことを、改めて、深くおわび申し上げます。昨年の3月に処分を受けまして、その後、もう野球をやる資格はないと思っていました」

 「この先、どうすればいいか分からないという気持ちでいっぱいでした。そんな日々が1カ月ほど続き、そんな時に、大学の恩師と会わせていただく機会を設けていただき、謝罪させていただきました。その時に、パチンコも含めた公営ギャンブルを一切やめろというお叱りを受けました。公営ギャンブルを含めた賭け事をやることで、ファンや周りで応援してくれている皆さんを裏切ることになってしまうという言葉をいただき、私は金輪際、賭け事をしないことをその場で誓いました」

 「その時に、私の今の正直な気持ちを伝え、その時に大学の恩師から、もう一度、野球界への復帰を目指せという暖かい言葉をいただきました。そして、その時に明日から練習を再開するんだという言葉をいただき、もう一度、練習する決意を決めました」

 「その後も、大学、高校の恩師、先輩、同級生からたくさんの救いの手を差し伸べていただきました。そして、そんな仲間たちからもう一度復帰を目指して頑張れという温かい言葉をいただきました。そんな恩師や仲間たちには感謝してもしきれない気持ちでいっぱいです。そんな私が何で恩返しができるかといったら、野球しかないという思いになっていきました」

 「私の行ってしまった行為は非常に罪が重く、簡単に償えることはできないということも十分に理解しています。ですが、また、何で償えるかといったら野球でしかないという思いにもなっていきました。考えた末に、復帰申請書を出す決意をしました。今日からは、真摯(しんし)に野球に取り組み、二度と同じ過ちを犯さないように努めていきたいと思います」(頭を下げる)

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