東海大福岡・安田 逃げ切った “アウェー”も清宮に仕事させず
「選抜高校野球・2回戦、東海大福岡11-8早実」(27日、甲子園球場)
甲子園が早実(東京)を応援する雰囲気に包まれた。東海大福岡(福岡)の安田大将投手(3年)はビデオで見た1回戦の早実-明徳義塾戦を思い起こした。「明徳の投手ものまれていた。重圧の中で投げていたんだろうな」。失策も絡んで猛追されたが、162球を投げ抜いた。
清宮対策として北川穂篤捕手(3年)と確認したのは「高めを突く」。昨秋明治神宮大会で早実に敗れた福岡大大濠の捕手・古賀が開会式の日に「ローボールヒッターだよ」と北川に教えてくれた。その言葉をヒントに第1打席は高めのボール球を交えて三飛。九回も高めのつり球を使って遊飛に抑えた。
試合後、安田は清宮から「疲れを取って、次の試合も頑張れ」と声を掛けられた。その言葉を胸に今度は大阪桐蔭に挑む。