福岡大大濠・古賀V2ラン 試合前に三浦と約束
「選抜高校野球・2回戦、福岡大大濠5-3滋賀学園」(28日、甲子園球場)
延長十五回引き分けとなった2回戦の再試合2試合が行われ、福岡大大濠は滋賀学園に競り勝った。
エースを助ける豪快な一発だ。3-3の五回1死一塁で、福岡大大濠の3番・古賀悠斗捕手(3年)が左中間席へ決勝2ランをたたきこんだ。三浦と並んでお立ち台に上がると、「狙っていた。三浦が頑張っていたので、倍うれしい」と胸を張った。
26日に196球を投げた三浦に試合前、「5点以上は取ってやる」と約束していた。もともと内野手で、昨秋の新チーム発足時に捕手に転向したばかり。ほとんど経験がないため「三浦の変化球を捕れなくて迷惑ばかり掛けた」と振り返る。
高校通算46発目。ダイヤモンドを一周してベンチに戻ると、三浦から「ありがとう」と声を掛けられた。「自分が三浦をナンバーワン投手にする」。夢の全国制覇へ、女房役は攻守に奮闘する。