打率5割!小園が意地の逆襲打 新生・報徳も脅威の1番打者が引っ張る
「選抜高校野球・準決勝、履正社6-4報徳学園」(30日、甲子園球場)
大観衆に「もしかしたら」と思わせた。報徳学園・小園海斗内野手(2年)は3点を追う九回1死一、二塁から、右前適時打で諦めない気持ちを体現した。
次打者・永山の併殺打で試合は終わり、この時点で永田監督の勇退、となったことには「悲しいし、悔しい」と振り返った小園。それでもこの日4安打、大会通算で18打数9安打の打率5割と、1番打者としての役割を十分に果たし、またプロ野球関係者注目の一人ともなった。
小園は、永田監督から「自分に足りなかった粘りや、“逆転の報徳”の伝統を教わった」と話し、続けて「学んだことをしっかり実践して、チームを引っ張っていきたい」と、新生・報徳の中心となることを誓った。