今センバツを最後に勇退する報徳学園の永田裕治監督（５３）が３月３１日、西宮市内の同校グラウンドでナインに最後のミーティングを行った。

　３０日の準決勝では神宮王者の履正社に惜敗したが「まだまだ伸びしろがある。夏も十分戦える。夏の甲子園はもっといいぞ！」とゲキ。また「最後の夏となる３年生にはベンチを外れる者もいるが、最後の最後まで一緒に戦ってもらいたい」とエールを送った。

　この日、ナインは同監督へのサプライズを用意していた。マウンド上で３度の胴上げの後、岡本蒼主将（３年）が花束と監督の似顔絵入り色紙、寄せ書きした大きな野球ボールをプレゼントした。

　似顔絵は、絵が得意な大月陽平投手（３年）が書き、同監督の好物のアイスキャンディー「ガリガリ君」とハートマークも添えた。岡本主将は「夏には春以上のチームになって優勝を目指して頑張ります」と恩師に健闘を誓っていた。