大阪桐蔭、2本塁打で勝利貢献の藤原 「素直にうれしい」
「選抜高校野球・決勝、大阪桐蔭8-3履正社」(1日、甲子園球場)
大阪桐蔭(大阪)が大会史上初の大阪対決を制し、2度目の優勝を果たした。35年ぶり2度目のセンバツ決勝での先頭打者本塁打を含む2発を放った藤原恭大外野手は「素直にうれしいです」と顔をほころばせた。
「1番・中堅」で先発した藤原は、履正社先発の右腕、竹田にカウント2-2からの5球目、内側スライダーをフルスイング。打球は右翼席へと飛び込んだ。「全く打てていなかったので絶対打つという気持ちだった。現実味がなくて、ホンマに打ったんかな?って思いました」。
決勝先頭打者アーチは1982年(第54回大会)の佐藤公宏(PL学園)が二松学舎大付戦で記録して以来2度目。六回の第3打席でも右中間へのソロ本塁打を放ち、選抜の決勝での1試合2本塁打は史上初となった。
秋季大会では敗れた履正社に勝利しての優勝に「最高。うれしいです。でもまた夏へ向けての新たにスタートなので」と藤原。夏への思いを新たにした。