DeNA・筒香 今季初安打がV打 ラミレス監督「勢いもたらした」

 「ヤクルト1-6DeNA」(1日、神宮球場)

 やっぱり頼りになるのはこの男だった。一振りで流れを引き寄せた。一回2死二塁。DeNA・筒香がヤクルト・小川の外角低めのチェンジアップに体勢を崩しながらも、左前に先制適時打を運んだ。

 今季初安打初打点をマークし、これが決勝打になった。「先制点が欲しかったので、ランナーをかえすことができて良かったです。チームが勝てたので、それが一番」と目を細めた。4番の一打がカンフル剤になり、チームは10安打6得点。理想的な展開にラミレス監督は「筒香がタイムリーを打ったことで、チームに勢いをもたらした」と絶賛した。

 侍ジャパンの4番としてWBCに出場し、間違いなく進化した。「あの経験は絶対に生きると思う」と筒香。世界の大舞台で、ファンの声援がいかに大切かも改めて感じた。開幕2戦目で初勝利をつかみ「ファンの方も期待していたと思うので良かったです」と会心の笑みを浮かべた。ファンのためにもっと、もっと打ちまくる。

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