ヤクルト・ドラ2星 上々デビュー 1回0封2K!
「ヤクルト1-6DeNA」(1日、神宮球場)
ヤクルトは連勝はならなかった。だが敗戦の中でルーキーの投球が光った。ドラフト2位の星(明大)がプロ初登板。1回を無安打無失点、2奪三振に抑える上々デビューを果たした。
七回からマウンドに上がると、先頭のシリアコに対して3球直球で攻めてカウント1-2。最後は127キロのスライダーで空振り三振を奪った。続く田中浩をこの日最速の149キロ直球で一塁ゴロ。倉本には8球粘られたが、自慢の直球で空振り三振に斬った。
「緊張はしなかった。気持ちはすんなり入れた」。日頃から淡々とした振る舞いで、新人とは思えないほどの度胸がある。大学時代から慣れ親しんだ神宮のマウンド。昨年11月の明治神宮大会決勝では本塁打を放つなど投打で活躍したが、プロでもやれることは分かった。
真中監督は「次に生かせる登板。メンタル的にマウンドを踏めたのは良かったかな」と目を細めた。星は「決め球が甘く入ったのが課題」としたが、“期待の星”が強烈なインパクトを残した。