大阪桐蔭 2012年以来の春夏連覇へ決意新た
第89回選抜高校野球大会で5年ぶり2度目の優勝を果たした大阪桐蔭が2日、歓喜から一夜明けて大阪市内のホテルで会見を行った。大会史上初となった大阪勢同士の決勝を制した余韻に浸る様子もなく、12年以来2度目の春夏連覇を誓った。
前夜はステーキやスイーツでお祝い。仲間と喜びを分かち合って気持ちはリセットした。福井章吾主将(3年)は「いかに切り替えるかが勝負だと思う」。センバツの決勝では史上初の1試合2本塁打を放った藤原恭大外野手(2年)も「監督から『夏の日本一はもっといいぞ』と言われた。また日本一になりたい」と夏へ視線を向けた。
誰よりも早く気持ちを切り替えていたのは、西谷浩一監督(47)だった。「前夜は次のことを考えたら寝られなかった。今日は帰って練習します。必ず甲子園に戻りたい。やるからには日本一を目指す」。8日の春季大阪大会1回戦・八尾翠翔戦(久宝寺)から再スタートを切る。