DeNA拙攻10残塁…ラミレス監督も嘆き節 筒香は勝負避けられる
「ヤクルト8-4DeNA」(2日、神宮球場)
激闘の結末は残酷だった。DeNAは延長十回に満塁弾を浴びて痛恨のサヨナラ負け。アレックス・ラミレス監督(42)は「最後の最後にああなってしまいしょうがない。チャンスで点を取れなかったことが響いたと思います」と険しい表情を浮かべて嘆いた。
10残塁の拙攻が重くのしかかった。ターニングポイントは同点の九回無死一塁。ここで送りバントを選択せず強攻したが、桑原が三振に倒れるなど無得点に終わった。「一塁走者が宮崎でバントするとダブルプレーのリスクがあった。一、三塁になることを想定しました」と説明したが、裏目に出た。
4番の筒香が敬遠を含む3四球と勝負してもらえない場面もあった。「我慢するしかない。しょうがないです」と主砲。だからこそチームとしては、なおさら効率よく得点を奪う必要があった。
開幕カードは痛い負け越し。4日は本拠地横浜スタジアムでの巨人との“開幕戦”だけに、将は「勝つだけです」と力を込めた。