高校野球発祥の地記念公園で竣工式 歴代優勝、準優勝校のプレート掲示も
「高校野球発祥の地記念公園」の竣工式典が6日、豊中市内で開催された。
全国高校野球選手権大会の前身である全国中学校優勝野球大会は、1915年に豊中グラウンドで開催された。その後、1924年から会場が現在の甲子園に移った経緯があるため、豊中市は1988年に高野連などの協力を得て、豊中グラウンドの跡地付近に「高校野球メモリアルパーク」を開設。2015年に全国高校野球選手権大会が100周年を迎えたことと、来年には同大会が100回大会を迎えるにあたって、「高校野球発祥の地記念公園」としてリニューアルした。
445平方メートルの敷地内には全国高校野球選手権大会の歴代優勝校、準優勝校の校名を記したプレートを掲示するウォールを設置。式典では第1回大会優勝校・京都二中(現・鳥羽)の山田知也監督と、16年の第98回大会優勝の作新学院(栃木)の小針崇宏監督が新たにプレートを貼り付けた。
小針監督は「光栄に思いますし、甲子園の重みや伝統を感じる機会になりました。ここに来て、高校野球の素晴らしさや、歴史を勉強する機会になりました」と話した。山田監督も「あらためて高校野球の注目度の高さや、役割を感じる機会になりました」と振り返った。