ヤクルト・山田 同点二塁打も 決めきれず連敗
「阪神5-4ヤクルト」(6日、京セラドーム大阪)
ヤクルトが最後で力尽き、2連敗を喫した。真中監督は「攻撃面で決めきれなかった。もう一歩」と悔やんだ。それでも3年連続トリプルスリーを狙う山田は、開幕から6試合連続安打と好調をキープした。
3点を追う六回だ。1死一、二塁、1番・大引が左翼への適時打で1点を返すと、2死一、二塁から3番・山田がカウント2-2から3番手・桑原の131キロをバットの先で捉えた。
打球は中堅・糸井の前に飛んで“落球”を誘う2点適時二塁打となり、同点に追いついた。「あのときはヒットを打とうと思った。とにかくつなごうと思った」。三回にも中前打を放っており、開幕戦以来のマルチ安打をマークした。
杉村チーフ打撃コーチは「ちょっとずつ上がってきている。期待していいと思うよ」と分析。それでも山田は「自分的には良くない。振りですね」と反省を口にした。敗戦にも「切り替えていきます」と懸命に前だけを見据えた。