オリックス3年ぶり5割 ロメロ3戦連発
「オリックス4-2日本ハム」(7日、ほっともっとフィールド神戸)
オリックス・ロメロがど根性でバットを振り抜いた。2点リードの三回2死二塁。腰に強い張りがあり、3度のファウルに苦痛に表情をゆがめながらも6球目、上沢のフォークをバックスクリーンまで運んだ。値千金の2ランはオリックスの新外国人では12年の李大浩以来となる3試合連続本塁打となった。
二回の来日初盗塁から先取点を導き出した。だが二盗を決めた際に腰に張りを感じた。三回1死二塁の守りでは、岡の右翼後方を襲う飛球をフェンスに激突しながら捕球する美技でチームを救ったが、さらに悪化させた。それでも打席を譲ることはしなかった。
「ネクストで強く振らずに打席に入った。西野が盗塁したし強く打ってかえさなければと思った。一番いい結果になってくれたね」
ダイヤモンドを一周し、安達と手を交差させる儀式まで終えると、交代を申し出た。
福良監督は「あの打席、よくいってくれた。本当に頼りになる」と感謝の言葉を口にした。開幕3連敗のあと3連勝。2014年の最終戦以来となる3年ぶりの5割以上となった。指揮官は「あしたが大事。こういう展開になると思うけどまた全員で」と話した。
ロメロは「治療して出られればいいと思う」と言った。快進撃にその存在は欠かせない。