「中日－ＤｅＮＡ」（９日、ナゴヤドーム）

　ＤｅＮＡのドラフト１位・浜口遥大投手（２２）＝神奈川大＝が今季２度目の先発マウンドに上がり６回１／３回を７安打１失点だった。

　最速１５０キロのストレートに抜群の威力があり、チェンジアップなど変化球もさえた。最大のピンチは０－１の四回１死満塁の場面。ルーキーは全く動じることもなく、中日の新人の京田、木下拓をいずれも変化球で２者連続の空振り三振に仕留めた。

　２－１の七回１死二塁の場面。左腕は、代打・藤井に２球目を投げた直後にベンチに下がった。負傷したとみられ、緊急降板となった。プロ初勝利を目指して上がったマウンド。

　勝利投手の権利を持って降板した浜口は「ブルペンから調子は良く、そのまま試合に入っていくことができました。ストレートに力もあり、変化球もストライクゾーンでしっかりと勝負できました。もう少し長いイニングを投げて、リリーフ陣の負担を減らしたかったです」と自分に言い聞かせるように振り返った。